医療に革命が起きる時代ーセンス・勇気・情報感度
昨日今日で医療の未来やいま起業するために必要なものは何かといったことを考える機会が多かった。
昨日は東大アントレプレナー道場でGunosy創業者の福島さんの話を聞いた。
Gunosyのシステムのことはよくわからなかったが、起業家に必要なものは何かという話は興味が持てた。全部は拾えてないが、気になったものを書いておこうかな。
1. センスを磨くこと
同じ情報やサービスをみても人とは違った観点から考えられるビジネスセンスは必ず生きるとのこと。新しいものを作ろうとするのが起業家なので、確かに必要な考え方だなと。自分も思考停止せずに目に入ったものをいつもと違う見方でみてみるという習慣をつけたい。
2. 勇気を持つこと
リーダーに迫られる決断は、どちらが正しいかわからないが、決断をして進まなければいけないというもの。不確実な情報から決断をしなければならない。誰もが正しいと判断できるようになってから決めるのは、判断であり、リーダーに重要な決断とは違う。
うーん、これはとても難しそうだ。実際、自分ももろもろの判断を先延ばしにしてしまう癖があるとよく感じる。よく言われることだが解のある問いに慣れきってしまっているので、確固たる解のない状況でどちらが正しいか考え、決断することができないのかもしれない。
日頃から即断・即決・即行動を心がけて甘えないようにしなければ。
3. 情報感度
目まぐるしく状況が変化する時代なので、常に新しい情報に敏感であること、自分のやっている領域の競合のデータが頭に入っているかということは必要。
これまで自分はここがとても弱かったと思う。そんなに医療の最新の事情を知っていたわけではないし、知ろうともしていなかった。pulseに関わったことで、最新の情報を収集するようになり、新しいことに触れる機会が増えた。その点でも、pulseにこのタイミングで関われたことは大きいと思う。
上のような点が印象に残っている。ほかにもいろいろおっしゃっていたとは思うけれど。
で、今日は戸塚さんとpulseの打ち合わせ。
医療に産業革命のような革命がここ数年で起きるだろう。その革命のプレーヤーとなる若いイノベーターやイノベーターの卵にいま医療で起こっているわくわくするような出来事を伝えるとともに、医療を変えるべく動いている人に未来の医療がどうなっているかという展望やストーリーを語ってもらうメディアを目指す。
とのことで、とってもわくわくするような話だった。pulseのオフィスが本郷のアントレプレナープラザにあるので僕のいる薬学部棟から走って一分という驚きの立地。SNSの時代における、話題探し→記事化→拡散という新しいメディアの形を作りたいとも言っていた。
講談社を退職してもあんなにエネルギッシュに動き続ける戸塚さんすごいな。まだまだ面白い話がありそうなのでまた話を聞きたいと思った。
戸塚さんが言うように、医療には革命ともいえる時代がこれからやってくるのだろう。もしやってこなかったとしたら、日本の医療は古い体質のままで、転覆することになるのだから。
だったら実際に医療にかかわる立場となる自分はどう生きるべきか。
革命が起きるのなら、革命に巻き込まれる医療者になるのではなく、革命を起こし行く側の医療者にならなければ。漫然と生きていたら、波にのまれて行き場を失うかもしれない。まさに、リスクを取らないことこそがリスクである時代だろう。
これまで医療は資格によって守られた、限られた医療関係者たちの作るクローズドな世界だったと思う。でも、これからは医療は色々な分野の人が参入し、破壊的なイノベーションが起きるのだろう。日本郵政の医療への進出など、他業種の企業が虎視眈々と医療を狙っている。
外界を知らずに過ごし、外のものが流入したときにあっけなく敗北することがないようにするためには、肩書だけでない「自分の力」を持った人として動かなければならないだろう。
なんか最後の方記事みたいに硬い文章になってしまったけれど、やはり医療は一刻も早く外に目を向けられるようにならないと。内輪で陣取り合戦をやっている間に自分たちの領域はどんどん狭くなっていってしまうはず。
ということで僕も流れに飲まれるのではなく、流れを作るプレーヤーとなることを目指して、日々頑張らねば。
Tokyo Startup Gateway、頑張って書いて選考を通過せねば。